世界遺産石見銀山遺跡の中核地域にある「石見銀山資料館」が、新たに『いも代官ミュージアム』の愛称となって2022年4月にリニューアルオープンされました。
そのリニューアルに伴い、ミュージアムの『ロゴマーク』が新たに制作され、そのイラストを担当いたしました。
ミュージアムの愛称は、江戸時代にサツマイモ栽培を奨励して領民を飢饉から救った功績から「芋代官」と呼ばれる石見銀山の代官・井戸平左衛門にちなんだものになっており、ロゴイラストもその井戸平左衛門を描いています。
代官という威厳を持ちながら、親しみやすい雰囲気を意識して制作しました。

また、館内に新たにミュージアムのある大森町の町並みを描いた『石見銀山今昔鳥瞰図』を設置することになり、その鳥瞰図イラストも制作しました。
大森町の現在だけでなく、過去の歴史もわかるような鳥瞰図にしたいという考えから、現代の町並みや人々の他に、江戸時代の代官所や武士・町人、銀の取引のため石見銀山を訪れていたという外国人なども描き入れ、過去と現在が入り混じった様子のイラストを目指しました。